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巫女よりー花冠(はなかん)についてー

こんにちは、十日恵比須神社 巫女です。

この「神職と巫女からのお便り」では神社に関するお題から、私たちが日々奉仕する中で感じることなど、様々な記事を掲載致します。

今回は「花冠(はなかん)」についてお話致します。

花冠とは、神事において巫女舞を舞う際に身に着ける装飾品であり、花や小枝を御髪に挿して、木々の霊力を取り込もうとしたことの名残とされています。

平安時代になると、技術の発展により金・銀で作った造花を身に着けるようになりました。当社では、菊・桜・藤を模した花冠を用いております。季節の花は、神前にて奉納する巫女舞をより華やかにしてくれます。

ここではこの三種類の花に込められた意味についてご紹介致します。

・菊の花…日本の秋を代表する花で、平安時代に宮中で親しまれたことから、気品がある花とされています。花言葉は「長寿と幸福」、皇室の家紋として用いられています。

菊花紋章(きくかもんしょう)・菊の御紋といい、皇室のご安泰と末永い繁栄を表します。

当社では黄色の菊の花を用いています。

・桜の花…日本の春を代表する花で、古事記に記されている日本神話では、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)が富士山の上空から種をまいたことが、桜の誕生であるとされています。

花言葉は「精神の美」「優美な女性」です。

・藤の花…日本では古くから魔除けの力があるとされている花です。繁栄の象徴とされており、藤の花を家紋に使った「藤紋」は十大家紋として広く知られています。花言葉は「優しさ」「歓迎」です。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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